金沢市第一消防団 田上分団 前田 幹太さん
消防団に入ったきっかけは?
消防団員である父親が災害現場に出動していったり、百万石まつりで梯子登りをしている姿を小さい頃から見ていたため、私も大人になったら消防団に入ろうと思っていました。
入団するの消防団のイメージは?
昼や夜、平日、休日に関わらず、何かあったら出動しないといけないので、「大変そう」というイメージがある一方で、そんな大変な活動を地元のために頑張っている消防団員は「すごい」と感じていました。
入団後、そのイメージは変わりましたか?
「すごい」というイメージが入団前より強くなりました。想像していたよりも地元の安全・安心ためという思いを持って、訓練をしたり、火災予防の啓発を行っていたので本当に驚きました。
消防団でどのような活動をしていますか?
訓練や機械器具の点検をメインに行っています。
来年度(R5年度)は操法大会に初めて出場する予定なんですが、田上分団は前回の操法大会で優勝しているので、私もやってやろう(優勝)という気持ちが強いです。
またこちらも初めてなんですが、来年度(R5年度)の百万石まつりでは梯子登りの演技者として百万石行列に参加する予定です。観客の前で披露できるのは本当に楽しみです。
普段はどんな仕事をしていますか?
地元の建設業で働いています。現場での仕事がメインであり、市内や市外に関わらず現場を抱えています。
仕事中に災害が発生した場合はどうしていますか?
市外で仕事をしている時は、災害が発生しても参集に時間がかかるので、現場に行くことはできませんが、市内で働いているときは災害現場に行くようにしています。職場も田上分団の管轄内にあり、消防団活動に理解・協力していただいているため、何か災害が起きれば仕事を止めて現場に向かっています。職場の理解がないと日中に消防団活動をすることはできないため、本当に感謝しています。
消防団に入ってご自身に何か変化はありましたか?
消防団員は普段仕事を抱えながら、活動をしています。当然皆さん仕事があるので災害時に全員が出動できるわけではなく、行ける人が行くというように分団員全員で支え合っています。また職場においても、仕事中に災害が発生した場合は、活動の後押しをしていただいています。皆さんに支えられて地元のために活動ができていると思うと「使命感」や「責任感」が増してきたと思っています。
消防活動のやりがい、活動して良かったこと、魅力等を教えてください。
消防団は地元に密着しているため、一番近くで地元を守ることができることが魅力であり、やりがいであると思います。また特に金沢市の消防団は加賀鳶梯子登りの保存・継承も担っています。自分もその伝統文化に携わり文化を継承していけることが本当に嬉しくやりがいとなっています。
入団を考えている方たちへメッセージをください。
入団前は怖いイメージがありましたが、「地元」に「仕事」に「仲間」に熱い人が多く、何でもフレンドリーに教えてくれます。金沢が好きな方、地域との繋がりを持ちたい方、熱い仲間を持ちたい方はぜひ入団して一緒に活動しましょう。