金沢市第三消防団 大野町分団 鍛治 幸一さん
消防団に入ったきっかけは?
親戚が私の親に「消防団に入団しないか」と頼んできた際に、親が喜んでしまい、私の意思とは関係なく了承をしてしまったことが消防団に入ったきっかけです。
入団前の消防団のイメージは?
親戚が消防団員で、親戚の家に行くと消防団の装備や無線機などがあったため、身近には感じていたが、実際に何をしているのかはわからなかった。
入団後、消防団についてどのように思いましたか?
入ってすぐに操法訓練があったため、訓練の多さにはびっくりしました。しかし消防団に入ったからには、早く必要な知識や技術を身につけないいけないと思っていたため、必死に頑張りました。
消防団と仕事の両立はどのようにしていますか?
普段は溶接の仕事をしています。仕事中に災害が発生すると、仕事にも影響が出るため辛いですが、なるべく出動するようにしています。仕事に影響が出る場合は、残業をしたり、取引先には申し訳ないのですが納期を延ばしてもらったりしています。
分団長として分団を運営するうえで気を付けていること・大事にしていることはありますか?
世代間で忙しさや価値観が異なるため、消防団活動の参加については柔軟にするようにしています。
これまでは、訓練や行事などがあったら、全員に声をかけ、なるべく多くの参集を募っていました。しかしコロナになってからは、ある程度人数がそろえば、他は来なくていいよという判断をしています。特に子育てを抱えている団員には、子どもの行事を優先するように声をかけています。その欠員分を他の団員でフォローしなければいけませんが、その団員の子どもが大きくなった際には、次は分団をフォローする立場に回ってほしいと思っています。
消防活動のやりがい、活動して良かったこと、魅力等を教えてください。
私は「仲間と活動・交流できること」が一番のやりがいだと思っています。地域を守るために、仲間と切磋琢磨し訓練を行い、いざ災害が発生すれば出動する、なかなか大人になってからは仕事以外で同じ目的のために活動することはあまりないので、本当に貴重な経験だと思っています。
入団を考えている方たちへメッセージをください。
消防団に入りたいと思っている方や興味をもっている方でも、なかなか入団の一歩が踏み出せないという方がほとんどだと思います。一度、消防団の活動などを体験してから入団するという形でもよいので、気軽に声をかけてください。